当社の売却活動内容と考え
売主様にとってご自身の不動産が売却できるかどうかは、依頼する不動産会社によって全てが決まります。
さらに言えば、不動産会社の販売活動の量と質が高くなければ売却は成功しません。
量とは単純にチラシの枚数や、インターネット掲載時の写真数やコメント数が挙げられます。なぜ量が大切なのかというと、現在不動産を購入される方の多くはインターネットでお調べになるケースが7割以上とのデータがあります。例えば、インターネットに掲載している不動産の写真の枚数が2~3枚ではすぐに別のページに移るでしょうし、不動産のおすすめコメントが無かったりしては、せっかくの大切な不動産の価値を十分にお伝えすることはできません。残念ながら、そのような売り方で掲載している不動産はいまだに多くみられます。売主様におかれましては、一度買主様目線でご自宅や他の不動産がどのように掲載されているか、インターネット上で確認されてみてください。
質とは内容が充実しているかということです。量にも関係していることですが、掲載している写真がぼやけている、構図がおかしい等が挙げられます。また、売主様がリフォームでお金をかけた水回りがあったとしても、一切コメントに触れていなければどうでしょう。内覧で来たお客様にしかリフォームしたことは分かりませんし、写真に写っていたとしても画像がピンボケや斜めになっていたら取り返しがつきません。写真がきれいに撮れていることは当たり前ですが、当社では広角カメラで撮影することを標準としております。また、その不動産の魅力となるポイントをお聞き取りしアピール致します。
不動産はこの世に一つしかありません。ならば、その不動産の販売方法はその不動産に合わせて最善策を考え実行すべきです。
不動産の売却活動はどれだけ多くのお客様(買主様)に対して目にとめてもらい、興味を持ってもらい、そして他の不動産と比較検討して貰うかが大切です。
極端に考えれば、今まさに不動産を探している日本中の人に対して、売りに出していることをアピールしなければなりません。
当社では以下の販売活動を行います。そのためには売主様にもご協力していただき、不動産の魅力は何なのか、売却前に改善しておくことはないかお打ち合わせし、販売計画を練り上げてまいります。この広告活動は止めてほしいなどのお考えもあると思いますので、その点もしっかりと反映させてまいります。
自社ホームページへの掲載
当社の会社ホームページに掲載します。当社のホームページはSEO対策をしておりますので、インターネットで検索された際に上位に表示されるようにしています。
指定流通機構(レインズ)への登録
売却のご依頼契約(媒介契約)を締結後、レインズという不動産業界のネットワークに不動産情報を登録します。登録した不動産は日本中の不動産会社から閲覧できるようになります。これにより、近隣の不動産会社だけでなく、例えば里帰りを考えている買主様が仙台の不動産会社でも不動産情報を入手することができます。
ポスティング(手配りチラシ)
不動産周辺の賃貸アパートや公営団地に直接チラシを投函します。近年、賃料が値上がり傾向です。当社のチラシには、購入時のローンシュミレーションも掲載しますので、今の家賃と月々のローンの支払いを比べてみてどうか、客観的に判断していただける内容で制作しています。また、都市部とは異なり、家のポストに直接チラシが投函される機会が少ないので、目にとめていただけます。
当社購入希望会員様へ先行メール
不動産を探している方や、とりあえず不動産情報だけ集めているお客様がいらっしゃいます。とにかく不動産情報が欲しいという声に応えるため、当社では買主様にメール会員の登録をしていただいております。当社にて売却をご依頼いただいた場合、チラシやインターネット、レインズ掲載前の先行情報として不動産新着情報を会員様へ一斉送信します。
提携会社
金融機関、司法書士、税理士、住宅メーカー等の提携先からのご紹介を頂いております。ご紹介頂くお客様は、既に住宅ローンの借り入れの審査が通っているお客様がほとんどです。いわゆるローンアウト(ローンが組めない)による契約後の解除の心配は少ないお客様です。
新聞チラシ広告
あなたの不動産売却専用の一枚チラシを作成します。一枚の専用チラシですので、売主様がアピールしたいポイントを多く記載することができます。チラシは地域内の新聞折り込みにて広告します。
オープンハウスの開催
オープンハウスとは家の内覧会の事です。不動産をまだ探し始めていない方も、内覧会をきっかけに不動産購入に興味をもっていただけます。また、通りがかりの人や不動産周辺にお住まいの方が、お知り合いやご親族に不動産情報をクチコミで教えていただける効果があります。
ポータルサイトへの掲載
ポータルサイトとはアットホームやスーモといったサイトのことです。一般的な購入希望者が閲覧する不動産情報の入り口となるサイトです。当社では掲載不動産店舗数№1のアットホームと提携しています。当社がアットホームと提携した理由は、SEO対策にお金と労力をかけて取り組んでいることです。また、アットホームを利用するとアクセスログという機能を利用できることが利点です。アクセスログについては後述にて詳しくご説明致します。
看板の設置
現地に売り看板を設置します。私が以前経験したケースですが、ある土地の売却を依頼され、看板を設置したところ、売りに出たことを知った隣に住んでいる方が購入されました。実はその土地は以前別の不動産会社で売りに出されていましたが、看板を設置していなかったため、隣地の方は売地だったことを知らなかったそうです。デジタル化が進んでいる現代でも、看板は24時間フル稼働の営業マンであります。
アクセスログで反響確認
アットホームを利用している当社では、アクセスログという機能を使って売主様へ売却活動の結果を数字情報で正確にお伝えします。今までの売却活動報告では、何件の電話・メールの問い合わせがあり、その内の何件が内覧したという結果報告でした。アクセスログはお問い合わせになる前段階での状況まで見えるようになります。お問い合わせの前段階、つまり、インターネットの物件ページをクリックした回数まで分かるようになり、販売期間とクリック数のグラフを見て分析することができます。
例えば、クリックした数は多いが内覧希望の問い合わせにつながらない場合、お客様は興味があるものの次の一歩(問い合わせ)に進んでいないことが分かります。他にも、販売開始当初はクリック数も問い合わせ数も多かったが、販売期間が長くなって、最近ではクリック数自体が少ないことがグラフで分かるようになります。問題はここからです。ただ数字情報が正確になっただけでは意味はありません。当社は、どうして反応が良かったのか、悪かったのかを振り返り、今後の方向性を考えて売主様へご提案させて頂きます。